2010年07月19日

JUNKマザー夜鍋弄り 第2回:ASUS A8NE-FM/S Rev1.01

A8NE-FMS_01 「JUNKマザー夜鍋弄り」2回目となる今回は、ASUSのSocket939マザー、A8NE-FM/S Rev1.01を取り上げる。

購入は2010-02-04、値段は600円ナリ(JUNK扱い、保証無し)。プチプチに包まれて売られており、購入時はマザボの状態を詳しく確認できなかった。

ちなみにこのマザボ、過去にも2枚買っている。3年前の2007年、その際もJUNK扱いで値段は1,000円と500円だった。
その頃はSocket AM2に主役は譲ったものの、まだまだSocket939も現役の時代だったので、動けばかなりオトク。まぁ、「起動せず」としっかり値札に書かれていたので、可能性はかなり低かったのだが。
一縷の望みをかけて動作検証したものの・・・結果は2枚とも玉砕。この辺はその35で一度取り上げているので、詳細はそちらをご参考にしていただきたい。

ということで三度目の正直ってコトでもないが、A8NE-FM/Sに三度(みたび)挑戦する。今回は値札に「起動せず」の文字は無かったので、かなり期待したいところだ。







てなことで、さっそく動作検証。
プチプチからマザボを取り出して、一通り眺めてみる。

・・
・・・
うっ!!

A8NE-FMS_02 チップセットファンが焦げていやがる・・・
プチプチから出すまでは「まぁ動くんじゃね?」などと楽観視していたのだが、一気に絶望感に襲われた
「三度目の正直」じゃなくて、「二度あることは三度ある」って言葉が頭の中を駆け巡ったのは、言うまでもない。

というのも、その35で取り上げた個体もチップセットファンが焦げており、まったく起動しなかった。
またチップセットが壊れたブツなのか? 3年の月日を経て、また同じ過ちを犯してしまったのか?

とはいえ、以前とまったく同じ状況ではない。
以前のヤツはマザボ上のファン用コネクタ自体が実装されていないという、明らかに製造工程でのミスだったが、今回はコネクタも実装されておりファンの電源ケーブルも繋がっている。
そのため、ファンはしばらく正常に稼動していたが、何らかの要因で回転しなくなって廃熱しきれず、このようにコゲてしまったのだろう。結果は同じだが、過程が違う


・・
・・・
いやいやいや、過程が何であると、チップセットが壊れている可能性が高いことには、変わりねぇッ!!
あまりのショックに、どーも頭が混乱しているようだ・・・。


う〜ん、まぁ・・・かなり望み薄だが、とりあえず動作検証を続けよう。
手元にあったAthlon64 3000+とDDRメモリ、そして適当なビデオカードを挿して起動させてみる。


・・
・・・

A8NE-FMS_03 !!??

正常に立ち上がっていらっしゃるぅ〜〜ッッ!!
まったく期待していなかったのだが、正常に立ち上がりやがったよッ、ヒャッハァーーッ!!
意外や意外、真っ黒にチップセットファンが焦げていたのにもかかわらず、正常に立ち上がった。予想外な展開に思わず奇声を上げてしまったが、これは嬉しい誤算だ。「三度目の正直」ってのも、あながち間違った比喩ではないのかもしれない。

とはいえ、やはりチップセットファンは正常な状態とはいえないようだ。
ファンはまったく回転せず、ヒートシンクはみるみる熱くなっている。起動数分で、触ったら火傷しそうなほどの高温になっていた。




ということで、チップセットファンを交換しようッ!!
正常に動いたことが確認できたので、俄然やる気が出てきたぞッ!!

A8NE-FMS_04 A8NE-FMS_05

チップセットのクーラーは別途買ってきても良かったのだが、せっかく同型マザーの不動品があるので、そいつのクーラーを再利用しよう。

その35では A8NE-FM/SのRev1.01とRev2.00の2枚を取り上げている。前者は今回のブツと同じリビジョンなので、クーラーもまったく同じ。焦げていてマトモにファンが回転しない点も同じ。こちらの再利用はちょっと難しそうだ。

対して後者はパッシブヒートシンク(= ヒートシンクのみでファンが付いていない)。
う〜ん・・・ファン付きでもコゲてしまう発熱量を誇るnForce4-4xの冷却に、これで間に合うのだろうか?

とはいえ他に選択肢も無いので、そいつを引っぺがして移植。
同型とはいえリビジョンが異なるので、もしかしたら固定用の穴とか合わないかも・・・などと思っていたところ、不安は的中
チップセットファンの電源コネクタがヒートシンクに当たってしまい、固定用の穴を合わせられない。電源コネクタのピン自体はギリギリ干渉を避けられる位置だが、白いナイロンカバーが微妙にヒートシンクに干渉している。固定用の穴のズレは2〜3ミリ程度。

ぬぅ・・・。
仕方ない、ナイロンカバーをひっぺがそう
ペンチでナイロンカバーを挟み、力任せに引っ張る。・・・「スコッ」と軽い音を立てて、ナイロンカバーはどこかに飛んでいってしまった。(笑)

・・・しばらく回りを探してみたが、見つからん。 ま、まぁファンはもう使わないから気にしないことに。 ナイロンカバーが干渉しなくなり、無事にヒートシンクを装着完了。
さっそく電源を入れて動作検証。


・・
・・・
う〜ん、やっぱりヒートシンクだけじゃ冷却不足だ
ファンが動かなくなっていた交換前よりはマシだが、やはり10分程度で触れないほど高温になっている。これではまたチップセットが熱破壊するのも時間の問題だ。

A8NE-FMS_06 てなことで、ヒートシンク上にファン追加。適当な大きさのファンが見つからなかったので、VIA CyrixIII純正CPUクーラーのファンを再利用
ヒートシンクのフィンの間隔と、ファンのネジ穴がイマイチ合わなくて、二本しかネジ止めできていないが、まぁ外れることはないだろう。

効果は抜群だッ!
あれほどアチチだったヒートシンクが、ぬるま湯程度にしか感じない。

A8NE-FMS_07 かくして、CyrixIIIの文字が輝く、世にも珍しいSocket939マザーの誕生した。まるでAthlonとCyrixIIIの非対称マルチプロセッサ・システムのよーに、見ないこともない。(笑)

冗談はともかく、これでチップセット冷却は問題なさそうだ。あえて言えば、クーラーの大きいビデオカードを挿すと干渉しそうって点が気になるが、そんな大層なビデオカードは載せるつもりは無いので大丈夫だろう。




てなことで、三度目の正直にして、やっとマトモに動くA8NE-FM/Sが手に入った。
・・・まぁ、かなり時間が経ってしまったわけだが。時代もすっかり移り変わり、Socket939どころかSocketAM2(AM2+じゃないヤツ)のマザーで動くCPUの入手も新品では存在しなくなってしまった。
とは言うものの、Socket939版Athlon64のポテンシャルは元々高かったので、いまでもそれほど力不足を感じることは少ない。特にデュアルコアのAthlon64 X2が手に入れば、十分現役として使える力はあると思う。


最後に、そのAthlon64 X2の搭載について、補足を書いておこう。
いろいろ検索してみたところ、このマザーはX2にも対応しているが、BIOSが1009以上じゃないと不安定らしい。
その肝心のBIOSだが、その35に書いた入手方法が使えなくなっているようだ。

以前は富士通シーメンス(2008年に富士通に買収されてFujitsu Technology Solutionsと変わった)のダウンロードページで、Full text search Softwareに「A8NE-FM」と入力すればBIOS更新用のファイルがヒットしたのだが、現在はカケラもヒットしない。
どうもサポート・ポリシーが変わって、PCのシリアルナンバーを入力しなければ入手できなくなったみたいだ。
「じゃあ、もう入手できないの?」ってコトになるのだが、何とかできないコトもない
あんまり表立って書くべきことじゃないかもしれないので、ヒントだけ載せておこう。

まず、Fujitsu Technology Solutionsのフォーラムには、残念ながらリンクが切れているがBIOS入手ページのURLが書いてある。これが第一のポイント。

で、リンク切れの理由は富士通シーメンスからFujitsu Technology Solutionsに買収されたことにより、ドメインが変わったため。これが第二のポイント。

ここまで書けば、対処法は想像付くだろう。
もう一つ付け加えるとすれば、ドメインが変わっても、サイトのディレクトリ・ファイル構造は変わっていない。つまり、アレをあーすれば、容易に手に入ると思う。

ちなみに、最新BIOSのバージョンは1011で、X2も安定して稼動するようだ。


てなことで、今回はここまで!
Socket939も捨てたモンじゃないよ、ホント!







今日の格言:

仏の顔もザングリマン (意味不明)



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posted by datniodeath at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | JUNKマザー夜鍋弄り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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